ハーブブレンドのコツ※主観多め

こんばんわ

 

ハーブのブレンドって難しそう…

 

という方は多いのではないでしょうか。

私も毎回悩みます。。

 

かなり個人の主観多めになりますが、

ちょっとしたブレンドのコツを

書こうと思います。

 

ワインや紅茶だと利き茶的なものが

ありますが、ハーブにそういった

ものはありません。

 

一応、(一社)ハーブティーブレンド

マイスター協会という団体の

資格制度があるようですが、

クラスやワークショップでこの資格を

もっているという方を見たことはなく、

JAMHAやAEAJ、NARDといった

ハーブ・アロマの資格と比べると、

まだまだ一般的ではなさそうです。

 

ハーブティーは、体系的にブレンドを

学ぶというよりも生活の知恵の要素が

多く、経験に頼らざるを得ない部分が

多そうです。

 

🌿味と香りのマトリクス

 

ハーブティーは、全部香りはありますが

大まかには比較的、

味があるものとないものに分かれます。

 

はーばるぴぐ的に、代表的なハーブを

マトリクスにまとめてみました。

※完全に独断と偏見によります・・笑

 

 

■第1象限(右上):味も香りも強い
🌼シングル・ブレンド両方楽しめる
🌼ブレンドの軸にしやすい

ローズ・ジャーマンカモミール・ペパーミント・
ダンディライオン・ルイボス・
レモングラス・
レモンバーム・エルダーフラワーなど

 
■第2象限(左上):香り強いが味弱め
🌼香りのアクセントになるタイプ
🌼入れすぎないよう気を付ける

ラベンダー・リンデン・フェンネルなど

 
■第3象限(左下):味も香りも控えめ
🌼効能重視で入れることが多い

ウスベニアオイ(マロウブルー)・
エキナセア・エゾウコギ・カレンデュラなど

 
■第4象限(右下):味強いが香り弱め
🌼味のアクセントになるタイプ

🌼入れすぎないよう気を付ける

ハイビスカス・アーティチョーク・ローズヒップ・
リコリス・パッションフラワーなど
 
個人的には、これらの4象限のちょうど
中庸に位置するのがネトルかなー…
という感じです。
 
ブレンドする際は、右上の象限から
軸になるハーブを選び、
そこに相性の良いハーブを足していく
と失敗が少ないかなと思います。
 

逆に、左上・左下の象限の

味が比較的少ないタイプの

茶葉同士を混ぜても、

極端に言うと「香りの付いたお湯」を

飲んでいるような感じになってしまい、

お茶としての満足感は少ないです。

 

特に左上の第2象限にあるハーブは、

紅茶と相性が良いものも多いです。

適度に渋みをプラスしてあげることで、

風味に厚みが出ます。

 

香りと、旨味両方を楽しめるのが

ベストですよね。

 

あとは、相性の良い香りと
味を組み合わせていくと良いと思います。
 
 

🌿合わせ方:味・効能

 

合わせ方としては、

 

①同じ系統の香り・味を合わせる

②クセのあるハーブとクセを
 和らげるハーブを合わせる

③成分的に相乗効果を狙う

 

がわりと多いかなと思います。

 

①でいうと、たとえば、

カモミールとリンデンとエルダーフラワー。

似た系統の甘い風味がして相性が良いです。

 

②でいうと、たとえば

ハイビスカスとローズヒップ。

まろやかな酸味のローズヒップが

合わさることで、ハイビスカスの酸味が

だいぶまろやかになります。

 

③でいうと、たとえば

ネトル(鉄分)+ローズヒップ(ビタミンC)や、

カモミール(アピゲニン)+パッション

フラワー(ハルマン、ハルモール)など。

 

前者のブレンドはそれぞれ鉄分の

吸収率が上がり、

後者のブレンドは鎮静効果が強まったり

するので、成分的な相乗効果を期待。

 

また、市販のハーブティーだと10種類
近くブレンドされているものも
ありますが、
個人的には、2~5種類くらい混ぜる
のがおススメです。

 

メディカルハーブの効能を期待して
飲むのであれば、あまり何種類も
入れてしまうと1種類のハーブの
摂取量が減ってしまいます。
 

ちなみに、スパイス系も色々と味を

試してみましたが、

香りは強いものの味は弱そうなので、

単独で飲めるものは

少ないように感じました

(頑張ってフェンネルくらい?)。

 

🌿これまでに失敗した組み合わせ

 

作ってみて失敗したなぁと思った組み合わせです。

 

酸味と苦みのブレンド
…ダンディライオン+ローズヒップ
 (だいたい同量ずつブレンド)
⇒酸っぱいコーヒーみたいになって
 しまい、飲み切るのが辛かった…
味が薄くて香りが強いハーブ同士のブレンド
…ラベンダー+リンデン
⇒香りが良いだけに、味がほぼないのが
 不気味な感じがしました。。

 

あと、メディカルハーブ同士で

ブレンドの禁忌はありませんが、

効果が相反するものをブレンドすることは

一般的ではありません。

 

たとえば、中枢性の鎮静作用と

興奮作用がある、パッションフラワーと

マテがブレンドされた既製品は

見たことがありません。

(どこかにそういう商品があったら

すみませんがw)

 

また、薬理作用はあるけれどクセが強くて

ブレンドが難しいのは、

バレリアンやミルクシスル、

スパイス系などがあると思います。

 

ブレンドする時に他のハーブと

同じ分量入れてしまうと、

クセが出てしまいます。

 

レモンマートルなども美味しいですが、

相当芳香成分が強いので、分量には

注意です。

 

🌿定番のブレンド

 

 

そうはいっても、なかには

定番のブレンドもあります。

 

ハイビスカス&ローズヒップ

「超」がつく鉄板です。

 

既製品のティーバッグタイプは、

ほぼこの組み合わせで見かけます。

 

また、春季療法のハーブティーの

ネトル+ペパーミント+ジャーマン

カモミール・エルダーフラワー・

ダンディライオンも定番のブレンドです。

 

ただ、冒頭にも書いた通りハーブティーの

ブレンドはとても自由度が高いです。

 

シングルハーブでも、メーカーによって

クセのあるなしがだいぶ違うので、

あとは経験あるのみだと思います。

 

その点、エンハーブなどは果物も

使ったりしながら、かなりジュースっぽい

風味に仕上げてるので、

「これがプロのブレンドか…!」って

感じがします。

ストロベリーのお茶が美味しかったです。

 

 

あと、武蔵小山のカピバラハーブさんも

ブレンドが飲みやすく、何度も

リピートしています。

 

■外部リンク:

 

こちらもネットで買えます。

 

 

私自身、まだまだハーブのブレンド歴は

浅く、手探りの部分も多いので

もっと良いブレンドの方法やテクが

あったら、教えてください★

 

ではでは~~

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