自己分析が必要な科学的根拠(『最高の体調』より)

 

こんにちは🐷

 

今日は、

自己分析の重要性を科学的に根拠づけている

面白い本があったのでご紹介します。

 

・漠然と将来が不安

・将来のこと、考えなければいけないけど

 何を考えたらいいのか分からない

 

 

こんな風に考えている方も

いらっしゃるのではないでしょうか?

 

日頃、生き方や幸せを模索していくうえで

今後、「自己分析」はよりトレンド

になっていくキーワードだなと考えており、

本を読む中でハッとして記事にしたいと思いました。

 

結論から言ってしまうと、

自己分析は「不安」の解消につながり、

それが心身の最高のコンディションを作ることに

つながるのだそうです。

 

 

 

これだけ言っても「ハテ🤔?」という感じだと

思うので下で詳しくお話ししていきます🌟

 

📝『最高の体調』について

 

結論を急ぎたいところですが、

少し前置きさせてください。

 

私が参考にした書籍は、

鈴木祐 著『最高の体調』です。

 

 
 
鈴木さん自身、ブロガーでパレオな男という
ブログを運営されています。
 
メンタリストのDaiGoさんのリサーチャー
としても活躍されています。
 
鈴木さんは、ご自身の会社員時代の
不規則な生活によって
肥満・アレルギー・高熱と身体はボロボロ、
仕事の生産性も低い状態だったそうですが、
「パレオダイエット(旧石器時代の食事法)」
を取り入れることで、
心身ともに健康な状態を手に入れることが
でき、人生が変わったのだそう。
 
鬱、肥満、散漫な注意力、
モチベーションの低下、不眠、弱い意思力…
 
現代にありがちな諸問題。
 
普通ならそれぞれに「自己啓発本」
「家庭の医学書」「メンタルトレーニング」等、
別々のソリューションをもって解決しようと
考えがちですが、
 
鈴木さんに言わせれば
“根っこまで下りてみれば実は同じもの”、
“すべては一本の線でつながっている”だそう。
 
これって、全体から個々の事象を捉える
という点でホリスティック*に通ずる考え方ですね。
 
 
これらの諸問題を
「悪いのは自分だ、自分の努力不足だ」と
安易に自責に帰するのではなく、
 
進化論に基づいて原因を冷静に突き止め、
今実践できる方法で対処していこう
という本です。
 
たとえば、腸内環境を整えることで、
 
お通じがよくなるばかりかアレルギーが
改善され、胆力がつき、集中力が上がり、
生産性が上がり、ひいては年収が上がり、
自分の人生をより幸せに思える…
 
なんてことがあったら、
 
一つの環境づくりで一石十鳥くらいの効果が
ありそうですよね。
 
「風が吹けば桶屋が儲かる」的な。
そんなうまい話、ある訳ない!😫
 
そこに対して科学的な根拠を基に
教えてくれる、そんな本です。
 
 
 
 

📝「自己分析」が科学的に必要なことを理解する2Step

 

🔑Step1:「不安」は文明化がもたらした影

 

鈴木さんによれば、心身の不調の問題の

大半は、「文明病」によるものだそう。

 

人類の歴史からいえば、600万年ものあいだ、

人間は狩猟採集生活を続けてきました。

 

1~2万年前にようやく農耕がスタート、

そして現代へ続きます。

 

この壮大なタイムスパンから考えれば、

人類は、本来は古代の環境に最適化してきたと

考えるのが妥当だろう

という前提に基づいて話が進みます。

 

 

古来では想定され得なかった、

本来は対応できない外部要因が

現代にはたくさんあり、それが

遺伝と環境のミスマッチを引き起こしている、

これが文明病と本作のなかで呼ばれています。

 

 (一部抜粋) 古代と比較して

・多すぎる:
摂取カロリー・アルコール・
食事のバリエーション・
人生の価値観 など

・少なぎる:
有酸素運動・睡眠・ビタミン・ミネラル・
深い対人コミュニケーション など

・新しすぎる:
公害・デジタルデバイス・孤独・
化学物質・仕事のプレッシャー など

 

文明病を考えるにあたって、

重要なキーワードとなるのが

「炎症」「不安」

 

どちらも、自己防御のためのもので、

炎症は身体を修復するため、

不安は命を守るため

(ex:この葉っぱを食べたら死ぬのではないか?)、

という目的をもち、

古来より人間に備わったシステム

 

ただ、炎症と不安について、

古代と現代のものとでは、

大きく性質が異なるそうです。

 

・古代の炎症:外傷や感染による短期的なものがメイン
・現代の炎症:長期的な慢性炎症がメイン

・古代の不安:目の前に迫った危険への対策を促す短期的具体的なもの
・現代の不安:長期的・抽象的なもの。

 
ここでは「不安」について言及していきますが、
不安の変化の大きな転機となったのは、
農耕文化の発達
 
「今日の食糧が十分に捕れなかったらどうしよう」
「あの草の裏にライオンがいるかも…」
 
という当面に対するものから、
「今植えた種が来年収穫できなかったらどうしよう」
「これから作物に十分に雨が降るだろうか」
と、未来という時間感覚が生まれたことで、
不安がより遠い将来に対するものへと
変わっていったそう。
 
こうなると、不安はより
抽象的長期的複雑な性質に変化します。
でも、従来の「不安システム」では
このタイプのものには免疫がない。
これが遺伝と環境のミスマッチだというのです。
 

不安障害の患者は年々増えているものの、

発症率は近代化の著しい先進国と

発展途上国では違いが見られ、

不安は記憶力を低下させ、理性的な判断を

奪い死期を早めるというデータすら

出ているそうです。

 

不安が不安を呼び、脳の炎症を起こし、

負のスパイラルが生まれていく…

 

最悪、過剰なストレスは人を死に至る病

へと追いやってしまいます。

 

 

 

こう聞くとなんだか怖くなってきました…😱

どうしたらいいのでしょうか。

 

 

🔑Step2:現代の不安を解消するのに有効な自己分析

 

従来、「今ここ」しかなかった時間感覚に

「未来」が加わることで、より時間軸に

奥行きが生まれ、不安が抽象的なレベル

へとシフトていく。

 

意識が、ぼんやりとした未来へ未来へと

走ってしまうのですね💦

 

それなら、「未来を今に近づける」ことで

現代的な不安の感覚への対策を払拭できる

のでは?というのが鈴木さんの提案です。

 

物理的に時間を歪めるのは不可能なので、

「今」と「未来」の

心理的な距離感覚を縮めていく

ということです。

 

・今の自分から見て、5年後・10年後
 の自分に親近感は湧きますか?

・今自分が取り組んでいることが、
 5年後10年後の自分のあり方に
 たしかに
つながっているという感覚を
 持って
いますか?

 

 

この感覚を自己連続性といい、

自己連続性の高い人は不安に強く

セルフコントロール能力に長け

貯金額も高いという調査結果が

出ているそうです。

 

未来と今の“心理的な”距離感を

近く保つということは、

実際に未来が今の予想通りに

なっている必要はなく、

 

あくまで「今の時点で」

リアリティをもって未来を想像できるか

ということです。

 

5年後の自分を、

自分事」として受け止められるか

ということです。

 

この未来の自分と今の自分を

一貫性をもって一つにまとめてくれる

串のようなものが「人生における価値観」

です。人生の軸であり、コンパスです。

 

 

お団子(今の自分・未来の自分)
同士がバラバラしないように
串がしっかりとつなぎとめて
くれていますね。。

 

自己分析をして、生きる意味

あぶり出すことによって自己連続性を

高める、それが現代的な不安への対処に

つながる、ということです。

 

『最高の体調』では、

「ミシシッピ大学の価値評定スケール」

に基づいた自己分析項目が載っています。

 

なお、ここでいう人生における価値観は

達成(終わり)がないので、

「結婚する」「弁護士になる」という

目標ではなく、

「好きな人とずっと一緒にいる」

「弱い人を助ける存在でありたい」

という指針のことを指します。

 

ご興味のある方はメモを片手に、

是非トライしてみて下さい😊

 

 

📝おさらい

 

 

起承転結でまとめるとこんな感じです。

 

 
現代に生きる私たちの心身の
パフォーマンスを脅かすもの
として、「不安」という
大きな要素が考えられる。
不安は、文明化とともにその
性質が変化し、より抽象的で
長期的なものに。
もはや人類にそなわった従来の
システムでは対処できないもの
になっている。
少しでも不安を古代の状態に
リセットする方法として有効なのは
心理感覚上、「未来」を「今」に
近づけること。
そのためには一貫して今の自分を
未来へとつなぐ、人生の価値観が
必要になる。
これをあぶり出してくれるのが、
自己分析。

 

 

📝Let’s 自己分析なおススメ本

 
もちろん、『最高の体調』のなかの
自己分析項目をじっくり考えるのも
おススメですが、自分へのインタビュー
に特化した書籍もあるので、
 
ここからは私の独断と偏見でおススメ本を紹介します。
 


メモの魔力 -The Magic of Memos- (NewsPicks Book)

 
 

後半は自己分析の重要性に
よって語られていて、
巻末付録に
自己分析のための
質問1,000問が載っています。
圧倒される量です。
全てやるのが難しければ最初の
方だけやるのでもおススメです。

 
人生、このままでいいの? 最高の未来をつくる11の質問

 
 

自分に対して「質問」をして
あげることが、人生を変える!
という本です。
なんとなく言葉にできない現状への
不満を抱えている方、言語化する
ことで見えてくるものが
あるかもしれません。

 
 

またまたハーブと全然関係ない

記事になっちゃいました 笑 。

 

次回はハーブ関連の記事を

UPしたいと思います🌿

 

ではでは~~~🖐💨

 

 

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