ハーブは万能じゃない ~物事を多面的にとらえる大事さ~

こんばんわ🐷

 

今日はここ最近思う事をポストしたいと思います。

 

結論としては、タイトルの通りでそれ以上でも以下でもありません。

 

先日、下記のオンデーズ田中社長のブログを読んで感銘を受けました。

 

『日本はなぜ幸福度ランキングが低いのか?』
前回のブログ「幸せという名の不幸の呪文」に続けて、もう少しだけ、幸せという不幸の呪文について話したい。 世界の幸福度ランキングで日本はすごく低い位置にいる。…

 

一部引用します。

 

(…)政治家の山本太郎氏が言っていた

象徴的なワンフレーズがある。

 

「日本の若者の死亡原因1位は自殺だ」

 

というものだ。

 

「日本の若者10代20代30代の

死亡原因の1位はなんだかみなさん知ってますか?

自殺なんですよ!いちばん若い子が死ぬ理由が

自殺だなんてこんな酷い国に誰がしたんだ!」

 

と言って不安と悲しみを声高に煽る。

 

確かに自殺で多くの人が自ら命を経つのは

とても悲しいことだと思う。

 

でもそれを言うなら

若い人の死亡原因1位が何だったら満足なんだ?

 

「若者の死亡原因1位が自殺」

 

という現象は、こういう見方もできる。

 

それは

 

「自らの意思で命を断つ人たちよりも

病気や、事故や、暴力によって、無念の中で

強制的に命を絶たれる人の方が圧倒的に少ない」

 

ということでもある。(…)

 

「自分たちが手にしている豊かさを実感できない」ことこそが不幸であり、

人間は結局「ないもの」ではなく「あるもの」、自分の手元にある手札で

勝負するしかないのだと。そういう話でした。

 

この話について、私は同時に論旨とは

違った角度から、感想をもちました。

 

なるほど、若者の死亡原因1位=日本が不幸
という訳ではない。

物事を一つの視点だけでとらえるって、
怖いことなんだなぁ…。

 

ということです。

 

日頃、このブログではハーブやアロマの良さを発信していますが、

これらは万能ではないと思っています。

 

たとえば、ネットを見たり本で勉強したりすると、

 ・ゴボウ茶の食物繊維がお通じに良い! とか

 ・ゴーヤ茶のチャランチンがインスリン分泌に働きかける!

というような情報を見かけます。

 

これって、捉え方がすごく大事だなと思います。

(決して上記の情報が間違っていると

言いたい訳ではありません。念のため。)

 

ハーブティーで使う茶葉の量は、

1杯あたり3~5g程度。

 

本気でお通じを良くしたいとか、

糖尿病の体質改善を考えるなら

きんぴらゴボウやゴーヤチャンプルーを

モリモリ食べるのも手だと思います。

 

量摂れるし、脂溶性の成分も摂れるし。

(特にチャランチンは脂溶性なのでなおさら)

 

【ハーブティーの範囲内であえて選出するのであれば】(←ココ大事)

ゴボウ茶、ニガウリ茶、という意味合いなのだと思います。

 

とはいえ、糖尿病性腎症の人が、ゴーヤが良いぞ!

といってモリモリ食べすぎると、今度はカリウムの

摂りすぎでリスクが出てきますよね。

 

物事を一つの視点だけで捉えてしまうと、

メリットもデメリットも見えづらくなってしまいます。

 

たとえば今流行っているコロナウイルスにしても、

感染が怖いからと外出するのをやめれば、

今度は運動不足で抵抗力が下がるリスクが出てきます。

 

重度の肺炎が疑われる状況にいざなったら、

体内の貴重な腸内細菌が死滅し再生に半年以上かかる

から抗生剤は怖いから飲まない、

とは必ずしも言い切れないですよね。

 

万能の選択肢はなく、何を選んでも

たいていは得るもの(メリット)と

失うもの(デメリット)の両方があると思います。

 

それぞれの良い点悪い点を、

パッチワークのように継ぎはぎしながら、

取れもしない100点満点ではなく

全体として合格点を目指していくのが

現実的なのではないでしょうか。

 

bestではなく、自分の現状にとっての

betterを探っていくということです。

 

だから、いつもブレない万能の選択肢

なんてものは存在しないと思います。

 

ハーブや精油も、数ある選択肢のうちの一つに過ぎません。

何でもかんでも無理やり植物療法に寄せなくてもいいんだと思います。

 

今、コロナウイルスが流行っていることも

あって抗菌系のティーツリーや

ユーカリの精油が使われている様子を

SNSでよく見かけます。

(さすがに、コロナに直接精油が効く!という

情報を流している人は見かけませんが)

 

基本的な食事運動休養、手洗いうがいで

防げるものも多いと思います。

 

逆に、「デマに惑わされないで!」と

過剰に反応する人も見かけますが、

厳密には、今の科学技術では、

デマかどうかもわかっていないというのが現状でしょう。

 

コロナに対する直接的な療法として

宣伝するのはまだ早いですが、

ウイルスを予防する意識が高まることで

結果、他の病気の罹患が減ったとすれば、

全く意味のない行動ではない、という見方もできます。

 

現時点では、コロナウイルスに効くというエビデンスが見つかっていない

というのが協会団体の統一見解で、

「効かない」ということが科学的に実証された、

とは書いてありません。

もしかすると将来、実は予防効果があったという

話があとから出てくる可能性もゼロではないと思います。

 

そもそも、科学は万能ではないという議論もありますよね。

「この薬草を飲めば医者知らずでいられる」みたいな

民間伝承が先にあって、そこに科学的実証があとから

追いつくというケースもありますね。

他にも、科学で説明できない、目には見えない

世界もあるかもしれません。

 

ないとは言い切れません。

 

ここまで広げると途方もない話になってきますが、

万能の選択肢はなく、まだ違った見方ができる

余地がないのか探る必要がある

というのは、今のところ心がけるべき

スタンスかなと思っています。

 

論旨が散らかってしまい、

ちょっと伝わりにくかったかもしれません💦

 

私自身、日々なるべく偏りのない発信を心がけていますが、

不十分なところも多いため、精進してまいります。

 

今後ともナニトゾ、よろしくお願いいたします。

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