こんにちは🐷
今回は、ビギナーの方に向けて
アロマとハーブの選び方・使い方・
保存方法・安全性(危険性)について
シェアします。
精油やハーブを初めて
買うけど、安全性や
注意点は?
買ったあと、お家での
保存方法は?
こんな方のご参考になれば幸いです。
ハーブも精油も植物(由来)だからこそ
薬理作用をもっていたり、
品質も劣化しやすかったりします。
取り扱いには注意が必要ですが、
難しく考えず、正しく使いさえすれば
問題ありません😊
今回は、前編記事でお店での
ハーブ・アロマ商品の選び方について
解説していきます。
※動画版はこちら※
🌿お店編:ハーブやアロマ商品の選び方
🌼ハーブ編
街中のスーパーにあるような、
ティーバッグタイプのハーブティーを
買うのであればまず問題はないと
思いますが、
ハーブ専門店だと、通販のみのお店も
よく見かけます。
特に初めてのお店で買うときは、
ちょっと不安になりますよね。。
店舗・通販購入時ともに、選ぶ際は
下記の事項をチェックすると良いかと
思います。
②賞味期限・カットの仕方
③安全性(説明書き)
①学名・使用部位
たとえば食用種と園芸種で異なる
ハーブもあります。
食用のハーブとよく似ているだけの
「疑似植物」というケースもあるので、
食品として使えるハーブなのか、
学名をチェックします。
次に、使用部位については、正しい
部位が使われているかをチェック。
また、同じ植物でも部位が違うと
作用が違う植物もあります。
たとえばセイヨウタンポポとして知られる
ダンディライオン(ダンデリオン)ですが、
根は肝臓を強くしたり、お通じを
スムーズにしたりしますが、
一方で葉の部位は「おねしょのハーブ」
とも言われていて利尿作用があります。
②賞味期限・カットの仕方
次に、②の賞味期限とカットの仕方に
ついてですが、後半記事でも触れるので
さらっと注意点だけまとめておきます。
・賞味期限が短いものは避ける
・管理が悪い、衛生状態が悪そう
な店舗での購入は避ける
・細切またはパウダー状のハーブ
は早めに使い切る
個人的な感覚ですが、最初に買う際は
20~30g程度を買うのが良いかと
思います。
3~5gでティーカップ1杯分の茶葉ですが
1回につき2,3煎目出すとすれば十分な
量だと思います。
③安全性(説明書き)
もし持病や飲んでいるお薬があれば
まずは医師への相談が前提になりますが、
大まかにはこんな観点があります。
・妊娠中/授乳中の安全性
・お薬との飲み合わせ
・持病や体質
・服用期間の安全性
・服用量の安全性
・外用の安全性
(敏感肌・アレルギー・光感作など)
(一番下の外用の安全性というのは、
たとえばハーブを油に漬けこんで成分を
抽出したオイルを、
傷のある部分に塗ってはいけない・
塗ったあとは日光に当たるのを避ける、
といった注意点のあるケースです)
きちんとした商品であれば、だいたい
裏書に注意事項が書いてあるのと、
店舗であれば店員さんが教えてくれる
と思います。
ハーブの事典を1冊買っておくと、
注意事項や先ほどの学名のチェックに
使えるのでいいかなと思います。
ハーブ選びの参考になるリンクを
下記に貼っておきます。
■外部リンク:国立研究開発法人
医薬基盤・健康・栄養研究所
「健康食品」の素材情報データベース
■外部リンク:農水省HP
有機認証の検査認証制度
(認証事業者について)
アロマ(精油)編
精油を買うときの選び方ですが、
説明はいいから
どこから買えば良いか
教えて!
という方には、
こちらの参考リンクをご覧ください
■外部リンク:
「AEAJ表示基準適合認定精油ブランドリスト」
精油を買う際は、
①極端に安くないか?
②学名・採油部位・
採油方法・原産地
③安全性(説明書き)
こんな点にぜひ注意して見てみて下さい。
①極端に安くないか?(価格)
まずアロマビギナーが陥りがちな失敗が
格安の合成オイルを買ってしまう
ことです。
これは私も知識がなかった頃に
やってしまっていました…。。
雑貨屋さんで見かけた1本300円の
オイルを、こだわりの9,000円の
ディフューザーで焚いていましたが、
当時は特に疑問にも感じていませんでした。
その後きちんとした天然の精油の香り
を嗅ぐと…香りが全然違いました。
きちんとしたメーカーをいくつか見比べて
いれば、容量にもよりますが、
ワンコインで買える精油なんてほぼない
んだなということ分かるかと思います。
特に、高価なローズ精油などは5mlで
2~3万ほどするものもあります。
あと、「アロマオイル」という名称で
販売しているものも、少し注意が必要
なように思います。
アロマオイルは天然のものと合成のものを
区別しない呼び方なので、
本当に天然ならわざわざアロマオイルと
言う必要はないように思います。
ただ、天然精油をブレンドしたものを
アロマオイルとして販売しているメーカー
もありますし、
あとは単純に「精油」より「アロマ」
という言葉の方が一般的に馴染みが
あるから、親しみやすいように
メーカーが販売しているというケースも
あります。
そういう意図があって「あえて」
アロマオイルとしているので
あれば問題はないかなと思います。
そうはいっても、最近ではプロでも
わからないくらい香料の合成の技術が
進んでいるそうです。
こう聞くと、
「やっぱり安いオイルを焚けばいいのでは」
と思われるかもしれませんが、
合成のアロマオイルの場合、
精油にあるような心身へのはたらきは
期待できないのと、基材に希釈して肌に
使うのも、安全とは言えなくなってしまいます。
また、話がそれますが、精油に関しては
「メディカルグレード」
「セラピューティックグレード」
といった言葉を聞いたことがある方も
いらっしゃるかもしれません。
この「医療グレード」みたいな呼び方も
ちょっと取り扱い注意なワードかなと思います。
そもそも精油は植物からとっている
ので、ワインのような感じで
たとえば同一の植物でも、
年によって環境が違うせいで
成分組成が違ってきたりします。
そういう意味でいえば精油はむしろ
農作物に近く、必ずしも毎年流通させられ
ないケースがあったり、
必ずこの成分を何%含有しているという
品質保証が難しく、
医薬品のように成分が単一ではない点、
そもそも日本では精油は雑貨扱いになる
という点があるので
日本で流通する精油の「メディカルグレード」
はあくまで自称ということになります。
(厳密には日本薬局方に収載されている精油
もありますが、個別に定量が必要になります)
もちろん、海外の医療機関で個々に認可が
下りて実際に使用されているケースも
あるかもしれませんが、海外のメーカー
でも、むしろ「治療」という謳い文句は
避けているところが多い印象です。
■外部リンク:
Perfect potion HP
■外部リンク:
Robert Tisserland HP
よって、一般的にはマーケティング用に
作られた自称の肩書のようです。
むしろ「医療グレード」という点を
ゴリ押ししてくるメーカーは、要注意
かもしれません。
②学名・採油部位・採油方法・原産地
精油のラベルに、こんな感じで
表記があります。
↑学名
↑原産国・部位・採油法
たとえば同じラベンダーであっても
育った環境の違いで、成分組成が違って
7種類ほどのラベンダー精油があります。
成分が違うと、当然作用や安全面での
注意事項も違ってきます。
採油部位については、
たとえば同一柑橘の植物からとった
精油でも、果皮から圧搾した精油は
肌につけたら4,5時間日光にあたる
のを避けるべきですが、
花や葉から蒸留した精油は光感作の
制限なく使える、というような
違いがあります。
きちんとしたメーカーであれば、
最低限の情報はラベルに書いてあります。
ロットごとに品質検査をして、成分分析表を
付けているメーカーもあります。
③安全性(説明書き)
大まかな観点としてはこんな感じです。
・妊娠中/授乳中の安全性
・お薬との併用
・持病や体質
・使用期間の安全性
・使用量の安全性
・希釈濃度
・光感作
・塗布範囲の安全性
・溶剤抽出⇒外用しない
・ペットを飼っている方(特に猫)
↑ハーブ選びの注意事項以外に、
精油独自に気を配るべき注意点が
太字の事項です。
基本はハーブの注意点と同じで
説明書きにも書いてあるのと、
ショップであれば店員さんが
教えてくれると思うので変に
怖がる必要はありませんが、
大雑把に言うと、
ハーブよりも、より慎重に扱うべき
なのが精油です。
精油は自然由来の物質ですが、
天然物ではありません。
植物を採取して、人の手で
蒸留したり圧搾したりして取れた
凝縮されたエッセンスになるので、
ハーブよりも、より作用がビビッドに
なります。
作用が強い分、トラブルも起こりやすいです。
自作の化粧品を使う場合は、
まずパッチテストを行うようにするのと、
原則、妊娠初期の方や乳児は
精油の使用は控えます。
特に皮膚刺激や作用の強い精油の
希釈濃度や、圧搾法でとった
柑橘精油の光感作に留意し、
また、ジャスミンアブソリュートのように
溶剤抽出法で得られたものは
香りをたく芳香浴のみにとどめ、
外用はしないようにします。
最後にペットがいるお家の場合
ですが、特に、猫の場合は特に
体内で分解できない精油成分が
いくつかあるので注意が必要になります。
また、人間より嗅覚の鋭い動物の場合、
香りをキツく感じてしまうことがあります。
今回は、ハーブやアロマの選び方と
注意点についてでした。
ではでは~~🖐💨
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