こんばんは🐷
今日は、ハーブとは関係ない小話です。
労働観について思うことを、
今後考えが変わるかもしれませんが、書いておきます。
昭和~平成のバブル期に象徴される、
量が結果を生む(お金をかけてイイものを買う、
ガンガン残業して業績を上げる)働き方から、
平成はユニクロやマックのような低価格化、
それまで高価だった旅行や結婚式も
どんどんコモディティ化(お手軽化)していき、
平成~令和にかけては、副業や
シェアリングエコノミーも徐々に浸透し、
「自分らしく働くこと・好きなことを仕事にする」
ことに、労働における価値がシフト
してきたように感じます。
こうなってくると、
「自分とは何者なのか」
「自分が好きで且つ、社会に
求められそうなことは何か」
と、自己分析や自分探しが加速してくる。
自分を唯一無二の尖ったキャラクターにし、
私はこういう人間です、と
自分にラベリングする事が必須になってくる。
たとえば、朝井リョウさんの『何者』は、
就職活動を通して自分のアイデンティティー
の定義に悩む若者の姿を象徴的に
表現しているし、
自己分析の需要性を説いている
SHOWROOMの前田社長や
箕輪厚介さんのようなカリスマの本が
売れ筋で、これからは
“一億総自己分析時代”
だも言われています。
自己分析に関わるサービスが
すでに流行り始めていること
からもこの風潮が窺えます。
ただそこで、
自己分析自体が目的化してしまい、
好きなことも得意なことも何もないと
自分に失望して自信をなくし、
行動しなくなってしまうのはもったいないなと。
たとえば、自分が無趣味で何もかも
中途半端にしかやってこなかったのが
分かったなら、それもまた立派な
自己分析の結果なのだと思います。
あくまで、
自分が幸せになることがゴールで、
そのための手段が自己分析
なのだと思います。
(自己分析をすること自体が幸せで
たまらないという人は別ですが。)
北野唯我さんは、『転職の思考法』で、
心からやりたいことがないことに悲観
しなくてもいい、世の中の99%の人間は
「何をしたいか」(to do)でなく、
「自分がどうありたいか」(being)を重視する
からだ、と書いています。
何が言いたいかというと、
100点満点の答えを目指して無理に
「自分が何者か」を語ろうとしなくて
良いのでは?ということです。
もちろん、自己分析は大事です。
日々の活動の指針(コンパス)を得る
ためにも、老若男女関わらずやった方が
良いと思います。
ただ、その結果、確固たる自分像や
これからやりたいことが明確に
出てこなくたっていいんだと思います。
少なくとも「イヤでないこと」とか
「不得意ではないこと」からの
スモールスタートが切れたら、
まずはそれが満点ではなくても合格点
だと思います。
問題なのは、
満点が取れないならそもそも
やる必要がない、と思って
行動自体を放棄するケースです。
(私もこうなりがちな人間なのですが。。)
休みの日に友達と遊ぶと、
「仕事がイヤ」
「明日出勤するのが辛い」
「こうなるハズじゃなかったのにな…」
という声も多いです。
そういう仲の良い友達によくよく話を聞くと、
「実は色彩や人体の骨格に興味があって
勉強していて、スタイリストのような
ことがしたい」
「マックでバイトをしていて接客が
好きになり、将来は雑貨の販売を
やりたい」など色んなホンネが出てきます。
じゃあ、やってみないの?と言うと、
「仕事にできる自信がない」
「いつかやれたらいいとは思っているんだけど…」
と悩みがポロポロ。
そもそも、世の中の99%がbeing型ななかで、
やりたいことがあるって、すごく奇跡的だし
幸せなことだと思います。
展望がうっすらでも見えているなら、
趣味だろうと仕事だろうと、
まずはやってみることが大事なんではないでしょうか。
日本の学校教育では、早く正解に
辿り着いて100点満点を取ることを
是とする価値観が強く刷り込まれて
いるので、成功事例が自己啓発本などで
バッと広まると、完璧に遂行しなければ
いけない気になったり、
好きなことを仕事にできないなら
趣味でやることすらやめようと決断したり、
そんな人が多いように思うのです。
やってみてダメだったら、
また方針を変えれば良いのだと思います。
恋愛なら、相手にきちっと自分の考えを
伝えてお別れするのも、
仕事なら、部署異動を申し出たり
転職したりするのも、選択肢の一つだと思います。
今は、離婚も転職も昔に比べると
増えています。
やり直せる年齢も、年々上がっています。
だから、怖がることはないように思います。
たとえば私が普段ご紹介しているハーブや
アロマの業界でも、40~50代での
起業や転身が最も多いです。
加えて、今はテクノロジーが強い味方に
なってくれます。
まずはSNSで、youtubeで、発信したり
有識者を探したりすることができます。
資金ゼロから始められるので、
失敗したって何も失うものはありません。
むしろ、世界に対しオープンなので
上手くいけば共感してもらえたり、
仕事の依頼が来たりする可能性すらあります。
(もちろん炎上することもありますが(;´・ω・))
好きなことがあることに感謝を。
ありのままの自分を受け入れる勇気を。
満点を目指さなくて良い気楽さを。
そして、みんなが幸せになれる
世界になったらいいな、
と私は思っています。
そのためにも、私は好きなハーブ活動を
続けて、ゆっくりでも発信し続けようと思います。
ハーブと関係ない話でしたが、
書きたいと思いつらつら書いちゃいました。。
ではでは~~🖐💨
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